Part 27

「仙境・霧降の滝」 掛軸 聯落
              
(53.0cm×136.0cm
35回記念全日中展日中書画芸術大典展

外務大臣賞
令和5年(2025年)

日光の奥に日光三名瀑の一つである霧降の滝がある。
霧に包まれた白樺林が続く霧降高原から流れる、落差75mの三段の滝である。
視界が約50mと濃い霧に浮かぶ白樺林の幻想的な景色の中をゆっくりと抜けて、
霧降の滝の駐車場から赤松林の中を展望台へ行くと、待っていたかのように霧が谷から山に登って行き、三段の滝が現れた。


 ここでも素晴らしい仙境の地に来たような清々しい気分になり、しばし谷から湧
く爽やかな空気を吸って目を閉じて滝の気を感じた。

  この景色を3年のコロナ禍の中、薄墨を数回重ねた後、水と濃墨を駆使して掛軸・聯絡に描いた。


「故郷 飯田の雪暁」 M50
              
(116.7cm×72.7cm
13回鳳墨会水墨画展 海老名文化会館
第25回現代の創造展
  飯田市美術博物館

令和7年(2025年)

  この水墨画は、田舎の飯田市鼎一色の同級生の家からの雪の夜明けの景色を懐かしみながら描いたものです。
 景色は風越山に大雪が降った昔の写真を基に、昔、雪の風越山に登った時を思い出しながら描いてみました。
 ・中央アルプス ・飯田のシンボルの風越山や虚空蔵 
 ・菱田春草生誕地である飯田市の中心で古い街道が交差する歴史多い猿倉から上郷までの長い台地 
 ・天龍川や松川等の支川から広がる雲海に包まれた鼎などの町や村々
 ・遠くの微かな仙丈岳からの南アルプス赤石山脈とその前の伊那山脈と高木村などの山々
 ・朝日の昇り始めの時間に、天竜川の下流から濃い霧雲がものすごいは早さで、もくもくと龍が天龍川を這って行き、それが支流に広がって、伊那谷が雲海に包まれる現象などの素晴らしい夜明けの景色を描いてみました。
 この霧雲の現象の早さは、以前にも記しましたが、私が見た時は飯田から諏訪まで数分かからないほどです。
 飯田の台地の下の雲海の中が私の生誕地で、秋や冬の朝、鼎の町が雲海で包まれた濃い霧の中を小中高の学校への1時間の通学が思い出されます。
 左下の森は一色神社・右下の森は矢高神社のなど、この絵の中の森や山や坂道など何処も懐かしい場所で、走馬燈の様に思い出されます。
 生まれ故郷には、年々懐かしい想い出が募ってきています。
 展覧会でご覧戴いた方々から、こうした飯田の景色の作品は見たことがなく、素晴らしい等々との有り難い感想を戴き、下絵から2年コツコツと描いてきて本当に良かったと思っています。
 田舎では、この台地の下を通過する中央リニア新幹線のトンネル工事と台地の裏の地上駅の工事が7年後の完成?を目指して工事中です。
 今年は82歳、昔は東京まで8時間、これが完成すると飯田まで約15分,、夢のような出来事で乗れるまで頑張りたいと思っています。
 
 

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